誕生日でもなく、何かを成し遂げた日でもない。それでも今日、自分の「好き」を少しだけ残しておける?デザートケースには苺のケーキ、キャラメルプリン、レモンタルト、ココアブラウニーが並んでいる。まずは目でひとつ選んで、この何でもない午後に、お祝いを少し足したいのか、慣れた味に戻りたいのか、新しい風を入れたいのか、それとも一つのことにじっくり留まりたいのか見てみよう。
これは画像を選んで読む物語で、それぞれのデザートの写真がそのまま一段の文章につながっている。味の好みから性格を言い当てるものでも、どれが体に良いか、センスがいいかを当てるものでもない。ふだんデザートを食べなくても大丈夫、今いちばん見ていたい画像を選べばいい。4つの物語は、あとから全部読み返せる。
結果は、お皿の中のひとつの細部から始まり、日々の休み方がつまずきやすい場所へと進み、最後にお金のかからない小さな行動をひとつ渡す。試してみてもいいし、考えだけ持ち帰ってもいい。目指すのは今日を完璧な午後に変えることではなく、今の自分にとって、どこが心地よくて、残しておく価値があるのかをはっきりさせることだ。